ナムジの深宇宙探訪

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『007 カジノ・ロワイヤル』ああ美しいボンドガールの正体は!

読書・DVD 初稿2007-06-30 更新2009-02-05 0

いきなりブログの文脈と関係なくて恐縮だが、今日はこのDVDを鑑賞した。普通にアクションものとして面白いし、ヒロインのベスパーは美人だ(これに尽きる)。オープニングのトランプ柄も上品でオシャレだ。以下若干のネタバレを含む。
007 カジノ・ロワイヤル [DVD]

今までのOO7とはひと味違うというのは納得。アクションがリアル指向だ。毎回1対1であっても一人倒すたびに傷だらけで必死に戦っている。ただ、拷問シーンはちょっとショック。

また、ストーリーの矛盾やあり得なさを指摘したら際限がないだろう。まじめに突っ込みたくなる人には、きっと楽しめない映画だろう。勘違いもあるかもしれないが、思いついた点を突っ込んでおく。

  • 敵の動機は、冷戦が終われば、金しかないのか。
  • アフリカのテロリストが1億ドルって、そんなに金持ちなのか?
  • 大使館内の銃撃戦は普通に考えれば死んでるだろ。
  • モンテネグロってどこのモナコ王国かと思ったら、ユーゴスラビアって、あり得ない豪華さ(これは案の定、どっかで突っ込み入れてるのを読みました)
  • 政府の金を使ってテロリスト相手にカジノっていう設定は普通に考えるとあり得ない。納税者に知られたら政府は釈明できないな。大臣の首か政権交代レベルのスキャンダルになる。
  • CIAが金くれるってお人好しすぎ。交換条件がル・シッフルの身柄だったにもかかわらず、身柄押さえてないし。
  • 3人チームでアウェイに乗り込んで、2人裏が取れてないってMi6はスパイ組織として駄目すぎだろ。ボンド1人で敵地に送り込むなんて、後でMとボンドの信頼関係が崩れておかしくない。

OO7といえば、一般庶民の男性のかなわぬ欲望を、ボンドが代わりに実現するという映画だ。危険な任務をこなしながら、これ以上ないという色気を 放つボンドガールと出会い、仲むつまじくなる。まったく羨ましい。プンプン、あ、話がそれた。ベスパー役の女優は Eva Green 思わずGoogleの画像検索してしまった。

Eva Green – Google イメージ検索
う、美しい大人の女性だ。

しかし、念のため、無分別で知られる中国製検索エンジン百度でも調べてみよう。
百度画像検索_Eva Green
(なぜか18禁注意)

な、なんと一流のハリウッド女流かと思ったら、脱いでるのですか!ああー、なんか残念。声優が枕営業してると知った時のような脱力感。

と、まあ、悪口も書いたが、最初に書いたように面白いし、妄想を膨らませながら鑑賞すればそれでいいのだ。


『星を継ぐもの 』誰が?どの星を?

読書・DVD 初稿2009-02-21 更新2010-02-20 0

星を継ぐもの (創元SF文庫)今日は、EVEではなく、久しぶりに読書感想文です。最近、SFを読んでいなかったので、名作といわれるこの本をチョイス。当たりでした。

日本語文庫版は1980年が初版で、私が買ったのが76版です。SFとは思えないほど売れてますね。それに古い本なので、あちこちで書評を読むことができます。今さら追加することはないかもしれませんが、読書記録として書いておきます。

1970年代のSFといっても、名作なだけあって、科学の話に古くささを感じません。しいていえば、デジタル化されていないところが時代を感じさせます。ブラウン管に映し出したものを、写真として現像するというあたりなど。

未知の文明との遭遇

もし未知の文明の痕跡を発見したら、という設定は、SFで普遍的なテーマですよね。以前もこんな設定の本を読んでいました。

スフィア 特別版 [DVD]スフィア―球体〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)
スフィア―球体〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)
スフィア 特別版 [DVD]


『スフィア』も登場人物が科学者達でした。もう結末を忘れてしまいましたが。『スフィア』を書いたマイケル・クライトンは、ジェイムズ・P・ホーガンの『星を継ぐもの』のスタイルに影響を受けていますね。両方読んでそう感じます。私の読む順番が逆でした。

DVDで観る

え? SF小説は文字ばっかりで読むのがつらいから、DVDで観たい、ですって? それならこれを。

機動戦士Zガンダム -星を継ぐ者- [DVD] 機動戦士Zガンダム -星を継ぐ者- [DVD]

って、これは全然違う内容ですね。かっこいいからという理由でタイトルを流用したのではないでしょうか。

現実にもある

『星を継ぐもの』では、5万年前の遺体が月で発見されたという物語ですが、似たような話が現実の地球にもあります。

Amazon.co.jp: 5000年前の男―解明された凍結ミイラの謎 (文春文庫): コンラート シュピンドラー, Konrad Spindler, 畔上 司: 本» 5000年前の男―解明された凍結ミイラの謎 (文春文庫)
5千年前のミイラがアルプスから発見されたそうです。この本も同じように、彼がどんな社会に生きていて、どんな状況で死に至ったのかが解明されます。真似でもパクリでもなく、偶然の一致ですね、これ。

科学の仮説が物語を進行させる

関連文献の話ばかりでなく、内容についても。

普通の物語は、登場人物たちの性格と行動によって物語が進んでいきますが、この本は違います。新事実の発見と、その解釈として科学の仮説が書き換えられていくことが物語の進行です。

決して人物の性格設定が粗雑というわけではないのですが、割にどうでもいい感じです。やっぱり女性キャラが絡んでこないと、本来の意味の物語としての魅力がないですね。そういう意味で、ばりばりのハードSFといえます。

要するに全編にわたって科学の話ばっかりなのですが、科学的知識がなくても、科学に対する苦手意識さえなければ、楽しめるのではないかと思います。いかがでしょうか。でもこういう小説は敷居が高いのかな。

(ネタバレ白字)最終的に、タイトルの意味は、人類が地球を継いだのだとわかります。何でそうなったのかが、この本のクライマックスになります。

続編を読むのが楽しみです。